修復・保存・装幀・複製 伝統的な技法を生かす 株式会社大入
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複製について
先人達が残した名宝に対する感動を、後世においても肌で感じることができるように忠実に伝承していくのが美術品の複製理念です。そのためには技術を駆使した精緻な美術印刷をはじめとしたそれぞれのプロの技が必要となります。当社では紙の特製を熟知し装幀の技術をもった経師ならではの製作方法をとっています。
オリジナルを表現するのに最適な出力紙、印刷方式を選定し、それに合わせたデジタルでの色補正、画像処理を細部にわたって施します。
さらに印刷では表現できない金彩や時代色などは、出力後に手作業により補彩、金彩などを施します。
色合わせ
本画と複製品の色合わせ
色合わせ2
本画と複製品の色合わせ
撮影から仕立まで
1. 撮影

■原寸等倍で、必要な解像度、撮影方法を検討します。
 ○非接触型スキャナーにてスキャニング

最大2000mm×2000mmまで対応(600dpi 22憶画素)


 ○スタジオ撮影

ポジ撮影8×10インチポジ 5×8インチポジ 4×5インチポジ


 ○デジタル撮影

解像度13000万画素まで対応


 ※対象物が持ち出し不可能な場合は現地まで赴きます。
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2. 紙の選定・出力

■印刷方法を選択します。
 ○コロタイプ印刷・オフセット印刷

多部数の複製品を製作するのに適しています。
特にコロタイプ印刷は黒色が優れており、墨色を表現するのに最適です。


 ○シルクスクリーン印刷

立体感や濃色を表現するのに適しています。


 ○インクジェット印刷

部数が少ない場合にはインクジェット印刷が適しています。
インクジェット印刷はほかの印刷方法とは版を制作する必要がないという点で大きく異なります。版を使用しないので大判の印刷が可能で、紙を継ぎ足して使用する場合にも元データがひとつなので、分割しても全く同じ色が表現できます。また、コストパフォーマンスに優れています。


■オリジナルを表現できる最適な出力紙の選定を行います。
 ○オリジナル和紙、カンバス紙 画材紙 その他
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3. 補彩・金彩
全体のバランスを取りながら手作業による補彩を施します。
オリジナルに金彩が施されている場合は、金彩を施します。
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4. 仕立
オリジナルの装幀通り仕立てます。
襖、屏風、額装、軸装、和本、巻子装など
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